概要
アイズフリー文字入力は,周囲に視覚的注意が必要とされる状況において,モバイル端末のスクリーンへの視認を不要にするため,有用である.しかしながら,手元を視認せずに行われるタッチ操作は粗いため,堅牢な文字入力手法が求められる.そこで我々は,タッチ開始位置を中心とする5領域を一筆書きにて通過するのみにより,1文字の子音および母音の双方を入力可能なかな文字入力手法を提案する.今回我々は,スマートフォンおよびスマートウォッチ上で動作する提案手法のプロトタイプシステムを実装した.
注
本論文の著作権は日本情報処理学会に帰属します.