概要
我々は,ディスプレイを見ながらのスマートフォン上での操作を可能にし,かつディスプレイ全域にてコンテンツを閲覧可能にすることを目的とした,外部ディスプレイを用いたスマートフォンの画面拡張手法を提案している.提案手法は,スマートフォンの表示をそのままディスプレイに映し,さらにスマートフォンの画面に収まらないコンテンツをその外側に表示することにより探索を必要とする作業を速めることが示唆されている.ただし,我々の画面拡張手法には,様々な設計要素が存在する.本研究にて,我々はこれらの設計要素のうち,ミラーリング領域を示す表示方法として検討した 4 種を用いる場合のターゲット選択性能およびユーザビリティを比較する実験を行った.その結果,ミラーリング領域を示す枠を何も表示しない方法を採用すべきでないことがわかった.
注
本論文の著作権は日本情報処理学会に帰属します.