Apple Watchアプリでプログラムによるページ遷移を行う2つの方法

August 2, 2018 by Yuta Urushiyama

Apple Watchアプリを作成するとき,next pageを用いてViewを複数のページに渡って配置することができる.その際に,あるViewから別のViewへプログラムによりページ遷移したい場合がある.本稿では,プログラムによりページ遷移を行う方法を2つ紹介する.

目次

前提

  • Swift 4.x
  • WatchOS 4

方法1. NotificationとWKInterfaceController.becomeCurrentPageを用いる

おそらく一般的にはこちらの方法が用いられていると思う.この方法ではページ遷移の際に,ユーザのスワイプによるページ遷移と同様のアニメーションが発生する.そのため,ページ遷移の発生をユーザに意識させる場合に有効であろう.

1. 遷移先ページのコントローラ自身をNotificationのオブザーバに登録する

class DestinationPageController: WKInterfaceController {
  /* ~~~ */
  override func awake(withContext context: Any?) {
    super.awake(withContext: context)
    
    /* ~~~ */

    NotificationCenter.default.addObserver(self, selector: #selector(self.receiveMovePageNotification(_:)), name: Notification.Name(rawValue: "moveToDestinationPage") , object: nil)
  }
}

2. 遷移先ページのコントローラにbecomeCurrentPageを発火するためのメソッドを追加する

本当はselectorに直接becomeCurrentPageをselectorとして登録したいのだが,selectorに登録するメソッドはただ1つの引数(NSNotification)を持たなければならないため,self.becomeCurrentPageを呼び出すメソッドを追加する.

class DestinationPageController: WKInterfaceController {
  /* ~~~ */
  @objc func receiveMovePageNotification(_ notification: Notification?) {
    self.becomeCurrentPage()
  }
}

3. 遷移元ページの遷移を発生させたい箇所でNotificationをpostする

このときpostするNotification.Nameは,手順1で用いた値にする必要がある.

class OriginPageController: WKInterfaceController {
  /* ~~~ */
  func someActionOccurred() {
    NotificationCenter.default.post(name: Notification.Name(rawValue: "moveToDestinationPage"), object: nil)
  }
}

複数経路の遷移を実装する際の注意点

Notificationのオブザーバは,登録時にobjectを指定しない限り,あらゆるobjectからのpostに対して反応するため,遷移先ごとに異なるNotification.Nameを用いる必要がある.

方法2. WKInterfaceController.reloadRootPageControllersを用いる

この方法では,ページ遷移のみならず,表示するページの数や種類を変更できる.一方,すべてのページが再度読み込まれるため,遷移前のページ群と遷移後のページ群がユーザにとって別のものに見える点には注意が必要となる.

1. 各ページのコントローラに名前をつける

例えば,storyboard上の各Controllerを選択し,Identifierに一意な名前をつける.

2. 遷移元ページの遷移を発生させたい箇所でページのリロードを行う

withNamesに各ページのコントローラにつけた名前を0ページ目から順に並べた配列を渡し,pageIndexに遷移先のページ番号を渡す.

class OriginPageController: WKInterfaceController {
  /* ~~~ */
  func someActionOccurred() {
    WKInterfaceController.reloadRootPageControllers(withNames: ["OriginPage","DestinationPage"], contexts: nil, orientation: .horizontal, pageIndex: 1)
  }
}

最後に

ここで示したコード断片は何ら著作的でないものなので,パブリックドメインである.自己責任の限りご自由にお使いください.

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